プログラム

4th Meeting of The Next Generation’s Roundtable in Tokyo 2020-2021

2021年2月10日に第4回目の次世代ラウンドテーブル(NGRT)がオンラインで開催された。今回はテンプル大学ジャパンキャンパス(Temple University in Japan)の新学長マット・ウィルソン氏にお越しいただいた。ウィルソン氏はアクロン大学ロースクール(米国オハイオ州)学長やミズーリ・ウェスタン州立大学(米国ミズーリ州)学長を務めた経歴をもつ。
テーマは「コロナとオンライン教育」で、遠隔授業の賛否や今後の課題について問題提起した。ウィルソン氏からは日本とアメリカの大学教育の取り組み方や実態の違いを比較しながら丁寧な解説があり、参加者らはコロナ禍における米国大学の現状についてもよく理解する機会を得た。グループディスカッションでは、今後の教育のあり方に加え、仕事におけるオンラインの活用方法についても議論された。遠隔からもコミュニケーションが取りやすくなり効率化が進む一方で、特に信頼関係の構築が難しくなってきていることが大きな問題として挙げられた。オンライン上で分かる情報だけに頼らず、見えない部分の問題に気づいたり、相手を配慮することの大切さを改めて実感する会合となった。