日米協会月例会「韓国新政権発足と朝鮮半島情勢の展望」慶應義塾大学法学部 西野純也教授
日米協会は3月 29日、慶応義塾大学の西野純也教授をお迎えし「韓国新政権発足と朝鮮半島情勢の展望」とのテーマの下、今月行われた大統領選挙の分析、それを導いた韓政治社会の現状、困難が予想される国政運営などについて包括的なご説明ののち、藤崎会長と対談頂いた。対談では歴史問題を含めた日韓関係の改善見通し、北朝鮮・中国等との周辺国との関係、ウクライナ情勢を受けた韓国の国防方針の変化など、新政権が取り得る政策についての議論がなされ、続いての協会会員との質疑応答ではさらに深く突っ込んだ議論が展開された。韓国の抱える諸問題を改めて理解し、韓国の視点から世界情勢を考える貴重な経験となった。
対談: 慶應義塾大学法学部 西野純也教授
日米協会会長 藤崎一郎 元駐米大使
ゲストスピーカー紹介
慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻修士課程、韓国・延世大学大学院政治学科博士課程(政治学博士)を修了。専門分野は東アジア国際政治、現代韓国朝鮮政治、日韓関係。
在韓国日本大使館政治部専門調査員(2002-2004)、外務省国際情報統括官組織専門分析員(2006-2007)、慶應義塾大学法学部専任講師、同准教授を経て、現在は、慶應義塾大学法学部教授、同大学現代韓国研究センター長。中曽根平和研究所上席研究員。
2009-2013年には日韓新時代共同研究プロジェクト日本側幹事を務める。2011-12年にハーバード・エンチン研究所交換研究員、2012-13年にウッドロー・ウィルソン・センターのジャパン・スカラーおよびジョージ・ワシントン大学シグール・センター客員研究員を歴任。
日時: 2022年3月29日(火)10:00~11:00