対談「アメリカはどこへ行こうとしているのか?」
2018年5月28日㈪、コロンビア大学名誉教授のジェラルド・カーティス教授と藤崎会長による対談「アメリカはどこへ行こうとしているのか?」をホワイト&ケース法律事務所にて開催した。対談では、6月12日に予定されている米朝会談を巡って、トランプ大統領の外交政策や今後の動向について議論を行い、参加者からの質問も受けた。
米朝会談に関してカーティス教授からは、完全な朝鮮の非核化の合意がされるか否かということが争点ではなく、非核化に向けた長いプロセスを始めるために何をすべきか、ということが本来の問題であると指摘があった。藤崎会長は、米国が拙速に陥らないことが大事であると思う旨述べた。次に、トランプ大統領や今後のアメリカ政治に対しカーティス教授は、トランプ氏当選の理由にはアメリカ国民の政治への関心や危機感の高まりがあったことが大きいと主張、その政治的な変化への関心が今後のアメリカにとって重要であると述べた。これに対し藤崎会長は、米国政治はふりこのようなものであり、今の方向でずっと行くとは考え難く、米国は基本的には変わっていない、とコメントした。今後もアメリカの動向から目が離せない。