プログラム

【Brown Bag Lunch Meeting】“Are the Winds of Change Blowing for Women in Japan and the United States?”

“Are the Winds of Change Blowing for Women in Japan
and the United States?”

2007年8月より家族連れで女性初の在福岡アメリカ領事館・首席領事として務められたマルゴ・キャリントン公使にお越しいただきました。米政府機関にもまだまだ女性領事は少なく、仕事と家庭を両立させるには彼女自身の経験からも家族のサポートが何よりも必要である。特に配偶者からの強力な支援、ワーク・ライフバランスを保つことが重要であると言う。また、インターネット環境が発達し、キャリントン公使の勤め出した当初とくらべれば働き易さは非常に増しているとの指摘があった。
アメリカでも、いまだ「女性は家庭にいるべき」という社会からの期待はあるそうだが、擁護団体の構築・緊急保育システム設置・昇進時期の調整などが最も功を奏した例である。
一方、日本では「能力主義でない社会」「女性は家庭を守るものとする慣習」「明らかな偏見」「無意識の差別が認識されていない」といった点が問題であるとし、また驚くべきことに、職場の18%は同僚女性からのハラスメントだと言う。
大使館では、「世界の勇気ある女性賞」も主催しており、賞賛されている。政治面での女性進出の遅れや、給与面での不平等、女性がキャリアで居続けることの難しさなど課題はまだまだあるが、メディアも大使館も女性の声を聞こうと動き出している。

 

インターン(記)