日米協会からのお知らせ

AJSインターン生 留学体験記⑤ 中村恒輝

こんにちは。東京大学経済学部からイギリスのウォ―リック大学に交換留学をしています、日米協会インターンの中村恒輝です。私の留学生活も終わりを迎えつつあり、今は日本の友人達と日本食に早く再会したいという気持ちでいっぱいです。一般的には留学をすると帰りたくなくなる人が多いそうなのですが、私は留学先も楽しいけれどやっぱり日本が自分には一番で、落ち着く場所だなと感じます。今回は私の留学生活から、日々の生活と課外活動について報告したいと思います。

 

・インド人学生との共同生活

私の寮は学生二人の部屋が繋がっていて、バストイレ等を共有するタイプの珍しい寮でした(このペアが4つ集まって1つのフラットを成しています)。私の相方(?)は非常にクセの強いインド人の学生で、精神面に関しては彼との生活が一番自分に影響したと思います。私は学生団体で一ヵ月インドに行ったことがきっかけで留学したので、インドには何かと縁があるのかもしれません。

 

当初はなかなか彼とうまくやれず苦労しました。私が自分の誕生日会からケーキを持ち帰り、寮の皆に食べていいと言っておいたことがあったのですが、彼は一晩でチョコレートケーキの側面と上部のデコレーションだけを全て剥がし、好きなところだけ食べてしまいました。翌朝残飯のようなスポンジの塊と化したケーキを見たときの衝撃は忘れられません。生まれて初めて文字通り「目を疑い」ました。一体どんな気持ちで人のバースデーケーキを剥がしたのかと理解できませんでしたが、彼が自分のことを非常に好意的に見てくれていて、いつも過剰なほど親しくしてくれていたためさらに混乱した記憶があります。

 

初めはこのように苛立ったりしていたのですが、徐々にバックグラウンドによる思考の違いというものを理解し、飲み込めるようになりました。日本人の様に相互に気を遣いながら非効率な付き合いをしている人がいる一方で、それぞれが欲求、主張をぶつけ合い合わないところは議論するというある種効率的な付き合いをする人もいます。どちらが良い悪いではなく、ベクトルが違うだけなのだと思いますし、違うことを経験したうえでお互いのやり方を尊重できるようになるのが大事なのだと思います。因みにケーキに関しては、私が意見をきちんと明示したあとに3倍の大きさのケーキを買って謝ってくれましたし、その後は彼の誕生日にケーキを一緒に食べたりするようになりました。

 

・Go Global Ambassadorとしての課外活動

これは大学国際課が公募する国際化大使というもので、5-6人のチームでキャンパスの国際交流に寄与するイベントを企画・実行します。日米協会の活動に近いものがあるかもしれません。私のチームはキャンパスで独立している中国人グループを他の学生と引き合わせることを目標に、旧正月イベントを実行しました。

 

企画が通り全ての経費が承認されてから中止の危機に瀕したりと、何かと苦労がありました。近年キャンパスでは中国系類似団体が急増しており、中国系と他の学生の交流という私達の目標とは異なるものの、旧正月イベントは乱立していたのです。Chinese Society, Chinese Culture Society, Chinese Development Society, Chinese Career Society, Chinese Internship Societyなどという様子で、新歓期の団体リストを見ればすぐに異常だと分かるくらい同じような団体がありました。実はこの裏には、就職活動のために何かの役職につかないといけない、しかし中国人に対して中国系団体が少なすぎる、という事情があるらしく、洋の東西を問わず学生は就職活動に追い立てられているのだなと興味深かったです。

 

私達は大学側の中立な立場で予算もあるという点を活かし、図書館本部や広東ソサエティ、チャイニーズソサエティなどの協力を集めた共同イベントにすることでなんとか凌ぎました。一メンバーではありましたが、自分が提案した内容が大きくなって実現していくという経験は楽しいものでした。

 

自分の学生団体での失敗経験をきっかけに留学した私にとっては、とても学びある経験だったと思います。帰国後の日米協会にも活かせればと思います。

 

 

私の留学生活はもう終わりますが、振り返ってみるとなかなか日本ではできない経験ができたと満足しています。今後も日米協会にインターンが増え、それをきっかけに留学であったり国際的なキャリアであったりに進む学生が増えればいいなと期待しています。この体験記を読んでくださった学生の方々が、日米協会に関心を持っていただければとても嬉しいです。

 

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GoGlobalAmbassador旧正月

旧正月イベントの設営にて